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背景/保育所玄関脇壁画より 津江克美先生作
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2011年02月22日(火)13:24
スペインの風

 当保育所の玄関脇に、縦240cm×横340cmの壁一面に壁画がある。
 現在スペインで活躍されている、津江克美画伯によるものである。この度7年ぶりの帰国とかで、お会いすることができた。
 画伯はスペインにおいて数々の受賞歴を持ち、また美術館、博物館等にその絵が納められていると云う。
 せっかくだからと、当保育所の職員たちを囲んで、お話を聞く事が出来た。
 先ず、帰国して車の走行がスペインとは逆方向で「人は右 車は左」にとまどい、気がつくと右側を走っている自分。そして日本の女性がとても美しいこと、の話に始まり、瞬く間に2時間余りが過ぎた。
 スペインは海抜1,000m程の「トレド」に居を構えて40年になる。
 人口一万人位。マドリッドまで車で60分かかる。
 17世紀の名残の建物そのままに、現在の人が住んでいる。
 自分の生活スタイルは自由で、絵は描きたい時に筆をとり、集中出来るのは
6時間位。自由に絵をかき、休み、食事をしている。規則正しくないのが規則。
 そんな生活に食事には必ず奥様が付き添っており、感謝している。スペインは食事は1日2回。
 自分の絵画人生において学んだことは、どうも曲線が好きみたい、40年かかった。
 スペインは絵のメッカで、世界から多くの画家が集まっていてゴッホを始め多くの天才が生まれている。絵はオリジナリティがいい。
 子どもの絵については、大きい紙に描く、地面に描く、自由に描く、色も自分で選ぶ、大人がこれはこう描くものだと教えない。
 フロアからの質問を交え、寒い冬の夜を楽しく歓談できた。
 津江先生ありがとう。
 この夜スペインからの風が玄関の壁画を、やさしく撫でているようだった。
  
 2011年(平成23)1月21日                           猪俣美智子 記



   福笑いごっこ 平成23年2月12日

 1月の某日、1歳児クラスでは、お正月遊びの一環として、「福笑いごっこ」をして遊びました。本来の「福笑い」は、顔の輪郭だけを描いた紙の上に、目隠しをされた者が、切り抜いた目や鼻、口などを自分の思う場所に並べて行く遊びです。1歳児という事もあり、目隠しなしの福笑いごっこをしました。
まず始めに、顔の輪郭を描いた画用紙を子どもたちに見せてみました。すると、
Nちゃん「あれ?何かないね」
Mちゃん「目がないね、あっちいけーってお空に飛んでいったんじゃない?」
Rちゃん「違うよ、ここにある」と言ってゴミ箱の所へ行き、拾う真似をし、「はい、どうぞ目だよ」と保育士に渡しに来る。

 その後、それぞれの顔のパーツ(目や鼻、口など)を渡し、子どもたちに貼ってもらいました。完成した福笑いを保育室内に飾ると、
Sちゃん「先生、おこっちょる−、こっちは泣いちょる−」と指差す。  
Nちゃん「変な顔−」と言って自分のほほを両手でつぶす。
出来上がったそれぞれを、ひもに洗濯ばさみでとめて吊るすと、
Rちゃん「洗濯物みたいね−」と吊るしてある福笑いを指差す。又、自分福笑いを指差して、「ママの顔」と言ったりしていました。

 今月の手遊び、「あたま、かた、ひざ、ぽん」を毎日のように繰り返し歌っていたのもあってか、顔のどの部分に目や鼻、口があるのかを把握しているような子どもたちでした。中には、福笑いの顔のパーツ(目なら目に)を自分の顔に貼ったり、手で自分の顔を押さえ、画用紙の顔の輪郭の中に貼ったりしている子どももいました。
 中心に寄った福笑いなどがあり、その名の通り笑って楽しめた「福笑い」でしたが、子どもたちの観察、興味には驚かされました。

注:「あたま、かた、ひざ、ぽん」の手遊びの最後の歌詞に「目、耳、鼻、口」など顔の部分を押さえながら歌う遊びがある。
  Nちゃん(2歳7ヶ月)、Mちゃん(2歳8ヶ月)、Rちゃん(2歳8ヶ月)、Sちゃん(2歳3ヶ月)

                                    (1歳児担当 日高由香子 記)



   「はだし」って気持ちいいな 平成23年2月1日

寒い朝、出勤の途上に出会った親から「保育所(当所のこと)で、子どもは何故はだしなのですか?」という質問を受けました。
 寒い日は靴下を履いて外出するのが当たり前の時代、確かに不思議な光景です。
 保育所で子どもがはだしで過ごしているのには、次の様な理由があります。
・室内で滑って怪我をすることを防ぐ。
・足を自然な状態にするということで、体温の調節が出来るように促す。
・土踏まずの成形を促す(現代っ子は土踏まずの形成が遅い、又偏平足も多い)
・ハイハイの時期の赤ちゃんにおいては、親指を使った正しいハイハイに導くため にはだしで過ごす。
・足の裏を刺激することで、脳の活性化を促す。
(足の裏には沢山のツボがあるといわれています)
・土や砂を直に踏むことにより、豊かな感性が養われる。

 はだしで過ごす大切さ、良さを挙げていくときりがないくらいです。私の小学校時代ははだしで過ごすことが多く、また、はだし教育も叫ばれていました。今は靴も進化し、沢山の性能のある良い靴が販売されています。また危険が増え、安心してはだしで過ごせる場所が少なくなっていることも確かです。それだけに、はだしで過ごすことの出来る環境では、思う存分「はだし」を楽しんで欲しいものです。

 あるお母さんは、小さい子どもは可哀相と思い、かかりつけの小児科医に相談したら、「そういう所こそ、良い保育所ですよ」とアドバイスをもらった由。
もちろん、子ども達の体調には気を配り配慮しています。
「今日は霜がおりて冷たいから、お靴をはこうね」と言えば、「はかない、気持ちいいもん」という子どももいます。
                              
                                          (保育士 関屋梓 記)


   白兎神社 平成23年1月11日

今年は卯年。初詣は近くの一つ葉稲荷神社へ行くのが例年となっている。朱塗りの低い鳥居がいくつも続くなかを通り抜ければ、本殿が待っている。どこの神社もそうであるように、周囲は樹木に囲まれている。ここは海が近く松が多い。大勢の人々で賑わっている。
 ふと気がつくと、本殿の裏に「白兎神社」があるとの看板がある。そして次のような言葉が書かれてあった。

 —— 災害 厄除 開運の白兎の由来——
 約350年前に、西海大地震に襲われ周辺の神社は津波の被害に遭ったが、その時当神社に一匹の白兎が現れ、津波を蹴って救ったとつたえられ、災害からの「守り神」とあがめられてきた。

 なるほどと思い、裏へ廻ると本殿裏の高いところに白兎の絵があり、その下にはお賽銭があげられてあった。
 350年前、大地震、津波、白兎、蹴って救った、という語彙の中に、津波を蹴って救ったという謂れに、共感を覚えると同時に、いつどこで起こるか分からない災害、特に大地震による津波の恐ろしさを改めて噛み締める思いでした。
 
 平成23年1月                                        猪俣 記


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