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2013年07月10日(水)13:25
ねこじゃらし

 住宅街にある当保育所から一歩足をのばして、海岸の方へ向かうと大通りに面して、空き地がいくつかある。生い茂る雑草のなかに、ねこじゃらしをみつける。幼い頃手にして遊んだことがよみがえる。
 そうだ、持ち帰って子どもたちと遊ぼう。ワクワク、ドキドキ…。
 あくる日、担任の先生と、瓶にさした14〜5本のねこじゃらしを囲んで、
「これ、なーに?」と聞けば、興味津々のこどもたち(2〜3歳児)は、
「はっぱ」「おはな」「きゅうり」「おばけ」「へび」、そして「毛虫じゃない?」。
 たしかに最近、園庭の藤棚の毛虫を退治している様子を子どもたちは見ていて知っている。次に、
 「どんな、匂いがする?」と手渡していけば、
 「はっぱのにおい」「いいにおい」「おまめのにおい」「きゅうりのにおい」「メロンみたい」「やわらかいよ」と。
 正直、どんな匂いがするかと聞かれても、私には草の匂いでしかないが、子どもたちは柔軟性がある。
 しばらくの間、子どもたちは「ねこじゃらし」で自由に遊ぶ。
 ねこじゃらしの日本名は「いぬころ草」。エノコログサといって、狗尾草と書き、狗尾とはイヌのシッポを意味するが、ふさふさした穂で、ネコをじゃれさして遊ぶによい植物から、ねこじゃらしと呼ばれるのだろう。子どもの頃、ねこじゃらしの穂先で手や首筋をくすぐって遊んだものだ。
 今、目の前の子どもたちは自分を、またお互いをくすぐったりしてじゃれあっている。
 「ほら、はぶらしみたい」といって、歯をみがく真似をしているのは夏輝ちゃん。ブラシ状の花穂がぴったり。
 私の子どもの心を引き出して、遊んだひとときでした。
                                               猪俣美智子 記
 
* :後日、ねこじゃらし60本ばかりを、再び空き地から調達して来て保育室に飾っていたら、「いっぱい
  あるね、ねこじゃらし」と、しっかり名前を覚えていました。



  ねこじゃらしと遊んでいる子ども


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